ドイツでの日本国パスポート(Reisepass)更新手続きを徹底解説!必要書類からオンライン申請まで

日本のパスポート5年用と10年用の画像 社会ルールと生活インフラ
パスポート(Reisepass)

ドイツでの長期滞在中に避けて通れないのが「パスポート(旅券)の更新」です。有効期限が1年を切った場合や、査証欄に余白がなくなった場合、現地の日本大使館または総領事館で手続きを行う必要があります。本記事では、ドイツにおけるパスポート更新(切替発給)の具体的な手順、必要書類、そして2025年3月から導入された「国内集中作成」に伴う重要な変更点について詳しく解説します。

本記事で解説する内容
<本記事は2026年3月現在の旅券法および外務省・在ドイツ日本国大使館の公的情報を元に執筆しています>
参考:パスポート(旅券)の発給申請手続き – 在ドイツ日本国大使館

  • パスポートの更新(切替発給)が必要になるタイミング
  • 管轄の大使館・総領事館の確認方法
  • 重要: 国内集中作成開始に伴う発行期間(約4週間)の変化
  • 窓口申請とオンライン申請、それぞれの必要書類
  • 受領までの流れと手数料の支払い方法

パスポート更新に関して

パスポート更新(切替発給)の対象と時期

パスポートの有効期限が1年未満になった場合、または記載事項(本籍地の都道府県など)に変更があった場合に「切替発給」の手続きが可能です。

  • 残存有効期間: 1年未満であればいつでも更新可能です。
  • 査証欄の余白: 査証欄が少なくなった場合も、新規に切り替えることができます。
  • 滞在許可との兼ね合い: ドイツの滞在許可(Aufenthaltstitel)はパスポート番号と紐付いていることが多いため、更新後は滞在許可側の情報更新も必要になる点に注意が必要です。

手続きを行う場所:日本大使館・総領事館

ドイツ国内の各公館には管轄地域があります。お住まいの連邦州を管轄する大使館または総領事館で手続きを行います。

ミュンヘン総領事館: バイエルン州、バーデン=ヴュルテンベルク州

ベルリン大使館: ベルリン、ザクセン州など東部・北部の一部

デュッセルドルフ総領事館: ノルトライン=ヴェストファーレン州

ハンブルク総領事館: ハンブルク、ニーダーザクセン州など北部

フランクフルト総領事館: ヘッセン州、ラインラント=プファルツ州など中・西部

重要:発行期間は約「4週間」

2025年3月24日より、海外で申請されるパスポートはすべて日本国内の施設で集中作成される運用となりました。

  • 所要日数: 以前は1週間程度でしたが、現在は日本からの送付期間を含め、受取までに、目安として約4週間(審査完了後から)の時間が必要です。
  • 申請のタイミング: 渡航予定やビザの更新がある場合は、余裕を持って手続きを開始してください。

パスポート更新の手続き方法

必要書類(窓口申請の場合)

  1. 一般旅券発給申請書: 1通(オンライン記入、ダウンロード可)
  2. 現在所持しているパスポート: 返納が必要ですが、新しいパスポートの受領時まで手元に置いておくことができます。
  3. 写真(1枚): 横35mm × 縦45mm。頭頂部から顎まで32〜36mmに収まっていること。6ヶ月以内に撮影されたカラー写真。無背景(白)、無帽、正面向きであること。
  4. 戸籍謄本: 有効期間内の更新で記載事項に変更がなければ省略可能。
  5. ドイツの滞在許可証(Aufenthaltstitel): 提示が必要です。

オンライン申請の活用

現在は「在留届」をオンライン(ORRnet)で提出している方に限り、パスポートのオンライン申請が可能です(受領は必ず公館窓口)。

  • メリット: 申請時に公館まで行く必要がなく、受領時の1回のみの訪問で済みます。

▶在留届の詳しい解説はこちらの記事をご確認ください [ドイツでの「在留届」を徹底解説!オンライン登録(ORRnet)のメリットと手続き方法]

手数料と受領

  • 手数料: 10年用、5年用、12歳未満で異なります。支払いは受領時に現金(ユーロ)、またはオンライン申請の場合はクレジットカードでのオンライン決済になります(事前に管轄公館の案内で要確認)
  • 受領: パスポートの性格上、年齢にかかわらず必ず本人が窓口に出向く必要があります。

よくある質問(Q&A)

Q1. パスポートが届くまで、古いパスポートは預けなければなりませんか?

A1. いいえ、新しいパスポートの受取時まで、現在お持ちのパスポートを手元に置いておくことができます。受領時に窓口で失効手続き(穴あけ)が行われます。

Q2. パスポートを更新したら、滞在許可はどうなりますか?

A2. パスポート番号が変わるため、外国人局(Ausländerbehörde)で滞在許可の転記(Übertrag)手続きが必要になります。
▶参考記事:ドイツ滞在許可(Aufenthaltstitel)取得ガイド:労働許可の仕組みと申請の注意点

Q3. 以前より時間がかかるようになったのはなぜですか?

A3. 2025年3月の法改正により、偽造防止対策を強化した最新のパスポートを日本国内で一括作成して各国へ送付する仕組みになったためです。

Q4. 4週間も待てない急ぎの場合はどうすればいいですか?

A4. 集中作成制度への移行により、以前のような特急発行は原則不可能です。そのため、有効期限には常に注意を払っておくことが重要です。

まとめ

ドイツでのパスポート更新は、オンライン申請の導入で便利になった一方、手元に届くまでに約4週間かかるという点に注意が必要です。有効期限が1年を切ったら、早めに計画を立てるようにしましょう。

パスポートを更新(切替発給)した後は、お持ちの滞在許可証(Aufenthaltstitel)に登録されているパスポート番号の更新手続き(転記:Übertrag)が必要になります。具体的な手続きの流れについては、こちらの「滞在許可の更新・各種手続きガイド」を確認しておきましょう。

📝 ドイツで安心して暮らすためのルールや仕組みに関する情報は、[社会ルールと生活インフラ カテゴリー] にまとめています。健康保険の仕組みや公共放送受信料、パスポート更新、運転免許証の書き換えなど、日常生活を支える制度について詳しく解説していますので、ドイツ生活の参考にぜひご覧ください。

コメント